「セラック精製」から始まった当社の技術は、各分野で世界トップレベルの技術を確立してきました。大学や研究機関等との基礎研究から、市場のニーズを追求する応用開発まで一貫して、コア技術に基づいた企画提案が認められたテーマを、提案した技術者が中心的役割を担って研究開発が進められています。
当社が創業以来研究開発に取り組んでいます天然素材「セラック」は、食品、医薬、工業の様々な分野で使用されています。セラックは、小さな昆虫が産生する分泌液で、その基礎研究から新規用途開発まで幅広い研究開発を行っています。従来のセラックに比べさらに精製度を高めた最高級品も完成し好評を得ています。またセラックで培った基盤技術を基に未利用資源を有効活用するべく、世界各地の天然由来未利用物から健康に役立つ機能性成分の分離精製や、生理活性物質の探求、さらには工業化プロセス開発を行っています。
シーベリーオイルMC【機能性表示食品対応素材・SR提供可能】
機能性関与成分:パルミトレイン酸
一日摂取量:関与成分として9 mg (シーベリーオイルMCとして180 mg)
届出表示例:パルミトレイン酸は、肌の乾燥が気になる女性の肌の弾力を維持し、肌の健康をサポートする機能が報告されています。
シーベリー果実オイルを当社独自加工技術であるMC (マイクロカプセル) 化により加工した粉末タイプの製品です。シーベリーオイルMCは良好な水分散性をもち、細胞試験にて果実オイルと比較して25倍の吸収性を持つことを確認しています。
成人女性を対象とした臨床試験において、シーベリーオイルMCを1日あたり180 mgまたは540 mgを4週間の摂取することにより、皮膚の柔軟性や弾力がプラセボ群と比較して有意に維持されていることを確認いたしました4)。シーベリーオイルMCは、本邦初の「パルミトレイン酸」を機能性関与成分とした、またシーベリー由来の成分を機能性関与成分とした機能性表示食品対応素材です。
≪関連する論文・学会発表≫
・Okamoto T. et al., Effects of consuming food containing seabuckthorn pulp oil on skin environment in healthy Japanese adults ―A randomized, placebo-controlled, double-blind, parallel-group comparison study―, 薬理と治療, 2024, 52; 295-309.
・森, マイクロカプセル化シーベリー果実油経口摂取による肌環境改善効果, 日本農芸化学会2024年度大会口頭発表
≪参考文献≫
1)Lu R.,“ICIMOD OCCASIONAL PAPER”, International Centre for Integrated Mountain Development, 1992, NO.20
2)Nakayama S.et al.,Nutrients., 9, 364-374(2017)
3)Okamoto T.et al.,Biosci, Biotech, and Biochem, 88, 948–955(2024)
4)Okamoto T.et al.,薬理と治療, 52; 295-309(2024)
スチレンモノマーを水中でグラフト重合させ安定なエマルジョンにする特殊界面活性能が見出されたセラックの基盤技術を基に、ラジカル共重合を主とした有機合成高分子化学の技術開発、及びナノ~ミクロンオーダーのソープフリー微粒子分散の技術開発に取り組み、それぞれ極めてユニークな製品群を確立してきました。
現在ではそれぞれのコア技術をさらに発展させ、有機高分子合成ではリビングラジカル重合反応を主とした構造制御ポリマー、微粒子分散ではこれまでにない性能を発現する機能性分散体の開発等を行っています。さらに合成と分散の技術を融合させたA&Hシリーズでは、提案型の研究開発によりユーザー様へ新たな価値をアピールさせて頂き、その性能が認めらています。
