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夏みかん 新世代プロジェクト

日を追うごとに寒くなっていく今日この頃。当社において毎年恒例、夏みかん収穫の時期が近づいて参りました。今年の春先の収穫から、この夏みかんを有効利用できないかと、新たなプロジェクトが始まっています。

池田白鳥工場の夏みかん(2016年2月撮影)




そもそも、なぜ夏みかんを栽培しているのか。これには当社の歴史と理念がこめられています。

きっかけは、創業者 尾木信藏の自宅にあるごみ置き場から、夏みかんの種が芽を出したことに始まります。
この芽はそのまま自宅の庭にて育てることと致しましたが、その後、一向に実をつけることなく10年が経ってしまいます。そろそろ諦めもつき、切り倒そうと準備もしましたが、なんともかわいそうで、あと1年様子をみることにしました。すると驚くことに、翌年一挙に数多くの実を付け、毎年立派に実のなる大木となりました。 
人間と植物との対話の力に感銘し、当社での夏みかんの植樹が始まりました。夏みかんは別名「夏ダイダイ」と言います。この名にあやかり、当社も「代々」栄え、21世紀は黄金の時代になりますように、と願いを込めた夏みかんは、毎年植え続け、古いものは十年以上経っており、現在では約百本になっております。


こうして池田白鳥工場に植えられたおよそ100本の夏みかんの木には、毎年たわわに実がなります。こまめな世話が文字通り実を結び、その収穫数は今では10,000個。収穫した夏みかんは毎年、従業員はもちろんのこと、お世話になっている方々にお配りし、大変ご好評いただいております。

 しかし一方で、「こんなにたくさんの量をどうやって食べたらいいのかわからない」という声もありました。というのも、夏みかんの特徴は、なんといってもその「苦味」。「みかん」と名がついてはいるものの、普段私たちが口にしているみかんとは全くちがい、甘さはなく、苦味を帯びています。試行錯誤を繰り返す中で、社員から出たアイディアが、「マーマレードやジュースにしよう」というものでした。

そこで、2016年4月より、岐阜農林高等学校の皆様にご協力いただき、夏みかんの加工品を製作するプロジェクトを開始しました。岐阜農林高校様の取組み活動を学ぶべく、スクールマーケット「のうじょうくん」へ出向き、実際に販売所を見学したり、プレゼンテーションを重ねたりと、より良いものを皆様にお届けすべく活動しています。

9月に卒論のチームが決まったということで、2年生の学生様が 鶉工場と池田白鳥工場の見学にみえました。学校で行っていることと企業で行っていることでは、内容は似通っていても、規模が格段に違います。とても刺激になったということで、大変喜んでいただきました。当社のプロジェクトにご協力いただくことで、勉強になるようなことがあればこれ以上に嬉しいことはありません。地域活性化という点に、当社の夏みかんの有用性が見出せた瞬間でした。

当社工場見学の様子
サンプルの収穫




10月には、ついに夏みかんジュースの試作を頂きました。もとの苦味を全く感じさせない、本当においしいジュースが出来上がっていました。企業人顔負けの、こだわりと努力を感じる仕上がりです。学生様が味を色々と考え、工夫し、開発を行ってくださっています。人に喜ばれるモノづくり。ここにはお互い開発に携わる人間として、変わらない信念があるようです。

2017年の春には、当社の夏みかんジュースとマーマレードが完成致します。さらに、シーベリーとカシスの製品も検討中です。来年には皆様の手元に素敵なプレゼントが届くよう、岐阜農林高校様と共に尽力していきたいと考えています。お楽しみに!

以上